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中堅・中小企業にビッグデータは意味ねージャン!?

2012年11月26日 コメントをどうぞ

そもそもビッグデータの意味は

販売・購買・利益データを

  •  ビジネスに役立てるために(Why)
  •   核心を突くデータで(What)
  •   ITや統計解析技術を用いて分析すること(How)

こんなザックリしたところが共通見解です。

また、ビッグデータをまさに“ビッグ”な“データ”と捉えると、

これまでは分析できなかったような

  • Volume:大量で
  • Variety:多様で(非構造、非定形)
  • Velocity:速度がはやくリアルタイム性がある

こんなデータを対象にする。または分析“できる”という点にフォーカスするという理解が多数派です。

しかし、冷静に考えるとデータ量が増えると、様々なパターンの分析が可能になりますが、必ずしもよい結論を見つけ出せるわけではありません。高価なコンピュータやメモリ上で動くソフトウエアが魔法の杖でもありません。

売れるお弁当の組合せを統計的に予測するとか、サンドイッチの好みに男性と女性で有意差があるのかとか、KPI指標[i]××が○○になる共通した組み合わせとかを見つけるのは得意ですが、あまり消費者のホンネや感情やビジネスモデルとは相性が良くないようにも思います。

中堅・中小企業はビッグデータの量に着目するのではなく、「利用する」ことに特に意味があります。

その意味で、ご紹介したいのがPowerPivot for Excel 2010です。

PowerPivot(パ ワー ピボット)という名のとおり、従来の Excel のピボットテーブル機能を大きく進化させたツールです。これを利用すると、次のようなデータ分析レポート(ピボット テーブルやグラフ)を簡単に作成することができます。しかも、Excel の上限である 100万件を超えるデータにも対応。メモリを多く搭載していれば、ご自身のパソコンで数億件のデータでも高速なデータ処理が可能になります。

これが無料ダウンロード可能というから驚きです。

PowerPivot for Excel 2010 の主な特徴は、次のとおりです。
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  • イン メモリ アーキテクチャによる高速なデータ処理
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  • 64 ビット(x64)にも対応(32ビット版と 64ビット版の提供)
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  • さまざまなデータソースへの対応
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    (SQL Server だけでなく、Excel ファイルやOracle、DB2、Teradata、Sybase、Infomix、SQL Azure、Reporting Services、テキスト ファイル、Web ページ(HTML ファイル)、Analysis Services、Microsoft Access などにも対応)
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  • Excel の上限である 100万件を超えるデータにも対応(Excel で扱えるデータ量の上限の 1,048,576行以上のデータにも対応。x64 環境でメモリを多く搭載していれば、数億件のデータでも高速なデータ処理が可能)PowerPivot for Microsoft Excel 2010 – CTP (Community Technology Preview) 11 月版http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=48a5b47b-8c9c-450f-ab6e-178600a733ca&DisplayLang=ja

PowerPivot(パワー ピボット)画面

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PowerPivot(パワー ピボット)画面

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      単純集計(年・月別/商品別/得意先別売上集計)

このPowerPivotを使った単純集計だけでも大きな発見があります。

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中堅・中小企業は大得意さんとのおつきあいがあるはず。その得意先の過去の数年間の取引実績をこのPowerPivotで単純に月別、商品別、売上、粗利を強引に集計することができます。さらに商品区分および年・月ごとの受注金額の合計をグラフにすることができます。
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集計イメージ

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パレート図(ABC 分析)の作成

ピボット テーブルで作成した「受注金額の合計」と「累積構成比率」を次のように 2Y軸グラフ(累積構成比率を第2軸へ設定)を作成すれば、パレート図(ABC 分析グラフ)も簡単に作成することができます。

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パレート図(ABC 分析)の作成

これが数億件のデータで、ご自身のパソコンで実現するのですからビックリですね。

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業務改善や収益向上のためにデータ分析の活用にこれから取り組もうとする中堅・中小企業の経営者の方々や経理スタッフの方などが、データ分析に不慣れであっても短期間かつ低コストでビジネス・アナリティクスを実現することができます。

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ぜひ、ご活用いただきたいものです。


[i] KPI:キーパフォマンスインジケーターの略:あとで解説

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